2010年6月16日水曜日

明石フィルハーモニー・第8回定期演奏会

たこフィル第1回定期演奏会でコンサートマスターをお願いした稲庭 達先生を再度お迎えしての定期演奏会。
今回は「文学的プログラム」というか...
前プロの『ウィンザーの陽気な女房たち』は英国中流階級の生活を扱ったウィリアム・シェイクスピア作の喜劇をもとにオットー・ニコライが3幕オペラとして作曲した作品の冒頭。
2曲目の『前奏曲・ハ長調』はフランツ・リストによって作曲された13の交響詩の代表作。
「人生は死への前奏曲」というフランスの詩人アルフォンス・ド・ラマルティーヌの詩に基づいたリストの人生観が歌い上げられる。
そして、コンサートのメインは
リムスキー=コルサコフ作曲の『シェヘラザード』だ。
妻の不貞を見て女性不信となったシャフリヤール王が、国の若い女性と一夜を過ごしては次々と殺していたのを止めさせる為、シャヘラザード自らがこの王の元に嫁ぎ、千夜に渡って王に話をしては気を紛らせ、終に殺すのを止めさせたという
ご存知「千夜一夜物語」の語り手シェヘラザードをテーマとする名曲。
ということで、非常に密度の濃いプログラミングだ。
演奏会はは前半が斉田好男先生、後半が松井隆司先生の指揮。
特にシェヘラザードについては稲庭先生の独奏ヴァイオリンが甘く切なく奏でられる事であろう。
皆様、どううぞご来聴ください。

P.S.因にチラシは我が娘の作です。(親バカ)

【 日時 】 2010年9月12日(日) 13:30開場 14:00開演
【 会場 】 明石市民会館アワーズホール 大ホール
【アクセス】 JR/山陽明石駅より徒歩約15分
        市バス約5分(市役所行)        
        山陽人丸前駅より徒歩約10分

【 プログラム 】
 ▼O.ニコライ:歌劇“ウィンザーの陽気な女房たち”序曲
 ▼F.リスト:交響詩“レ・プレリュード”
 ▼N.リムスキー=コルサコフ:交響詩“シェヘラザード”

【 出 演 】
 ▼演 奏:明石フィルハーモニー管弦楽団
 ▼指 揮:
斉田 好男 ・松井 隆司
 ▼コンサートマスター : 稲庭 達

第45回オペラ公演 サマー・オペラ モーツァルト・シリーズ

毎年通奏低音で参加させていただくのが楽しみの「サマー・オペラ」の練習が今年も始まった。
私が参加させていただく本番前2週間程度のこの時期はオペラハウスを中心に演出家による緻密な立ち稽古の最終段階となる。
役者のそれぞれの裏側に秘められた気持ちの表現の為、目線や体の向き手足の角度に細かい注文が飛ぶ。
人間は本当に少しの変化で表情や気持ちの表現が変わるものだと改めて驚く。
日々の表情にも注意を払わねば。(反省)
個人的には演出家の考えを学べるこの時期が一番楽しい時期である。
役者も充実ということで、二日目(7/4)は既に完売。
初日を早めにお求めください。

今年も素敵な演奏会になると思います。

W.A.モーツァルト「恋人たちの学校」
−コジ・ファン・トゥッテ−
<全2幕:原語(イタリア語)上演・字幕付>
指揮:大勝 秀也
演出:粟國  淳

<キャスト>
フィオルディリージ:並河 寿美
ドラベッラ:北野 智子
グリエルモ:晴  雅彦
フェッランド:小餅谷哲男
デスピーナ:田邉 織恵
ドン・アルフォンソ:木村 孝夫

<通奏低音>
チェンバロ:西  聡美
チェロ:上塚 憲一

<合唱>
ザ・カレッジ・オペラハウス合唱団
<管弦楽>
ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団

<スタッフ>
美術:横田あつみ
照明:大島 祐夫
衣裳:増田 恵美
舞台監督:菅原多敢弘
原語指導:マウロ・デ・パオリス
合唱指揮:奥村 哲也
副指揮:奥村 哲也・金  正奉・柴   愛
ピアニスト:西  聡美・佐藤 明子・吉田 衣里・原 真奈美
演出助手:唐谷 裕子
制作担当:田中  勉
制作統括:荒田 祐子